北極星のあなたへ

わたしがアンジュルムに出会ったのは今から6年前の冬、すでに船木結さんが卒業を発表していた頃で、こんなに素敵なグループで、こんなに輝いているのに卒業!?と衝撃を受けました。

ハロプロの卒業という文化(?)に慣れていなかったこともあり、好きになっても遠くないうちに絶対に別れが来るんだから、なんか良いな〜くらいでふんわり追っていよう、なんてぬるいことを言っている間に、あれよあれよと月日は流れ、メンバーはどんどん卒業していきました。

大好きで尊敬しているアイドル、川村文乃さんことかむちゃんのことは、かれこれ2年ぐらい、良いな〜と思いながらも、推し!とは言い切れませんでした。

これはかむちゃんがどうとかではなく、わたしに覚悟が無かっただけです。かむちゃんはいつだってキラキラしていたので。

 

 

そして去年の7月4日。

来たか、と思いました。

もう、でも、ついに、でもなく、ただ、その日が来たんだなと。

 

卒業は今年の秋ツアー。例年の秋ツアーの日程から考えると、残りは5ヶ月ほどしかありません。

でもまだ、5ヶ月はある。

残り5ヶ月、腹括って応援しようと思いました。


何かに理由をつけて先延ばしにしていたハロプロFCにもやっと入会しました。

入会日の基準がわからないから上手くいくかドキドキしながら、7月7日、かむちゃんの誕生日に入会の手続きをしました。

この先もわたしがFCを継続している限り記録に残るし、会費の更新のたびにかむちゃんのことを思い出したいなと思って。


さて、何はともあれ現場に行かねば!と奮闘してチケットを取った夏のハロコンは、台風に飛ばされてしまいましたが……。

かむちゃんに会える大事なチャンスが……!と今でも台風のことは余裕で憎んでいますが、御社ことアップフロントが公開してくれたハロコンの映像がとっっっても良かったので、まあ、うん……いや現場行きたかったけどね……。

ハロコンの映像は期間限定公開なのは分かっていましたが、どうにかこうにかこの曲またハロステで上げてくれないかな!?と念じていた『スタートライン』が無事ハロステから上がって小躍りしました。

これはよっぽどのことが起こらない限りは半永久的に観れそうなので本当にありがたい。いつかアップフロントの株買うからね。


というわけで、かむちゃんのいるアンジュルムのコンサートに行くチャンスは秋ツアー・ROOTSのみになってしまいました。

これまでそれなりに色々なアイドルの現場に行ってきた自負があったのですが、ハロプロ独自のチケットのシステムに見事打ちのめされ、なんやかんやあり、秋ツアーは遠征することになりました。アップフロントさん、楽曲のサブスク解禁に加えてまだまだ改善という名の伸び代がありますね。


会えるだけ御の字だけど、遠征の交通費ほど何とも言えない出費無いよな〜なんて遠い目をしながら新幹線に揺られ、パシ横、もといパシフィコ横浜に辿り着きました。


「とんびに注意」の張り紙の後ろで悠々と翼を広げるとんびに、マジかよ、と思いながら会場に入り、これどこまで上がるんですか?3階席でこんな上まで行く?と疑いながらエスカレーターで運ばれ、思ってたより前の人で見辛いな……とかなんとかぼやきながら迎えた開演。


来てよかった


その一言に尽きました。

正直全く見やすくはなかったし、というか視界にメンバー誰も入ってない瞬間も多々あったんですが、同じ空間にいるだけでこんなに楽しいんだな、と驚いた。

交通費がどうとかそういうのは全部吹っ飛んで、この、パシフィコ横浜の国立大ホールを埋めた公演を見届けられて本当に良かったと、心の底から思いました。


全然泣くような曲じゃなくても、次にわたしがこの曲をライブで聴く時はもうかむちゃんはいないんだよな〜なんて考えて泣きそうになったり、今泣いてコンタクト取れたら終わる!と考えて気合いで涙を堪えたりと色々ありましたが、本当に良いライブでした。

 

 

そして迎えた、11月28日。


最初から最後まで、眩しいくらいにキラキラと輝いていたかむちゃんは、魔法のようにステージを去りました。


アイドル・川村文乃が作り上げた物語をこの先もずっと大切にしたいし、大切にさせてくれるアイドルだとわたしは知っています。

最終回を迎えたけど、この先のかむちゃんをわたしが知る日はきっと一生来ないけど、わたしの知らないかむちゃんも絶対絶対幸せでいてほしいな。


翌日、これ今日働く意味ある?なんて考えながらも重たい体を引きずって出勤しました。

夢に見てた自分じゃなくても、真っ当に暮らしていかないとね。


かむちゃんが卒業してからはじめてのアンジュルムの現場は、冬のハロコンでした。

ハロコンだったからか、かむちゃんいないんだな〜っていう実感は正直あんまりなくて、こんなにアイドルたくさん出てるのにチケ代こんなに安いのものすごいことだよな……なんて考えていました。


その次の現場は、桜梅桃李でした。

いよいよかむちゃんの卒業を実感せざるを得ない上に、かみこの卒業も控えていたので、ROOTS以上にコンタクトが取れそうでした。本当に危なかった。


アンジュルムの中でわたしが1番好きな曲が『46億年LOVE』なんですが、桜梅桃李でやっと聴けて、かむちゃんがふなちゃんから受け継いだ大好きなパート「夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく」を鈴ちゃんが歌ってるのを見て(聴いて?)、本当に本当にうれしくて。

なんかこう、人生頑張ろうって思いました。

わたしの人生もアンジュルムの未来も、まっキラであれ〜


わたしにとってかむちゃんは、北極星のような人です。

今の北極星であるポラリスは2等星らしいのですが、明るさは問題ではないので……。

1等星はたくさんあるけど、北極星はその時代に1つしかありません。

人生って色々あって、頑張ることを諦めなくなる時も、全てを投げ出したくなる時もたくさんあります。

そんな時、かむちゃんを思うと、もう少しだけやってみるか、と思えます。


星の数ほどいるアイドルの中で、かむちゃんを見つけた自分が誇らしいです。

あなたに出会えて良かった。

かむちゃんが残してくれたたくさんの愛に照らされて、この先の人生ももう少しもがいてみようと思います。

折に触れて、かむちゃんとの思い出を宝箱から取り出して、光に当てて眺めます。

きっとキラキラしてるんだろうな。

 

 

川村文乃さん、お誕生日おめでとう。

今日も明日も明後日も来年も10年後も、

キラキラの星たちがかむちゃんに輝き続けますように。