ありがとう 出会ってくれたこと

 

先日、大好きなアイドルが新たな一歩を踏み出しました。

 

10代という眩しくて繊細な時間をアイドルとして生きて、生き抜いて、そうして見つけた新しい大きな夢を叶えるために、今立っている場所から離れる決意をした彼女をわたしは心から尊敬しています。

 

わたしは今の彼女の最後のステージに足を運ぶことはできなかったんですが、彼女が餞別に読んだ手紙の言葉たちを目にして、心がふるえました。

全ての言葉たちが宝物ですが、その中でもことさら宝物な言葉たちを紹介させてください。*1

 

きっと、出逢えるというのはすべての人に平等には訪れないんだろうなということ。

このあたたかさを、優しさを知っている私は私を、特別だと思えます。

 

アイドルを応援している中で時々考えるんですが、わたしはアイドルのことが大好きだけど、もしかしたらアイドル自身は自分のことが好きじゃないこともあるかもしれない。そうだとしたら、アイドル自身が好きになれないアイドルのことを、好きだといってもいいのだろうか?

考えすぎと言われたらそれまでですが、時々、そんなことを思ったりもしていました。

アイドルとファンというのは便利で特殊でアンバランスな関係で、わたしたちファンはファンという肩書きを盾にさまざまな感情をアイドルたちに向けているように思えます。

その全てがそのままアイドルに届いているかどうかはわかりませんが、プラスな感情といえど身勝手に愛を押し付けるのも本意ではないですし。

 

なんて思いながらアイドルを応援していたら、こんなにもあたたかくてうつくしい言葉たちに出会えました。

 

好きな人が自分で自分を愛せていることが、こんなにもうれしいということを、アイドルを好きになる前のわたしは知り得ませんでした。

わたしの人生はアイドルがいなくても続いていたとは思いますが、それでも、アイドルが好きな人生でよかったと心の底から思います。

 

そして、

出逢えるというのはすべての人に平等には訪れない

ということ。

 

手紙の中では、彼女がアイドルとして生きていく中で巡り合った素晴らしい仲間たちとの出会いについて言っているものなのですが、これはすべての人に言えることだと思います。

 

これまでのわたしの人生の中で、何かが少しちがっただけでも、彼女に出会わない人生になっていたかもしれない。

平等に訪れない出会いの中で、彼女に出会えた自分を誇らしいとすら思えます。

 

わたしが彼女に出会ったのはライブやコンサートに足を運ぶのが難しくなってからで、出会ってからこれまで一度も会いに行くことができないまま、彼女の卒業を迎えました。

そんなの応援してたって言えるの?と思われるかもしれないし、推しは推せる時に推せ!なんて言われるかもしれません。

それでも、46億年もの長い長い時間の中で偶然同じ時代に生まれて、星の数ほどいるひとの中でこんなにも大好きで大切な存在に出会えただけで、わたしは幸せだと胸を張って言えます。

好きなアイドルはたくさんいるけど、その一人一人がわたしにとって特別で何にも変えがたい存在です。


出会えてよかった、大好きで大切で特別な彼女の進む道が、まばゆいばかりの光で溢れていますように!

 

 

*1:全文こちらhttps://www.oricon.co.jp/news/2214011/full/

ももな〜!大好きだよ〜!出会ってくれてありがとう!